アクセスが怖い


現在のブログ人口がどれくらいなのかは知らないが、10年前に比べればWEBサイトを開く手間も敷居もずいぶん低くなって、今ではかなりの人が自分のサイトを持っているのではないだろうか。私みたいな駄文書きがブログを始めているくらいだし、中にはMMRで一躍有名になったスーパー編集者(今は原作者?)キバヤシ氏だってはてなでブログを始めるご時世である。
サイト開設をすれば、当然のように気になるのはアクセス数。言ってみれば、アクセス数ってサイトを見てくれる人の指標みたいなもんだから、そりゃ気にならないといえば嘘ってもんだ。このサイトだって、コメントやトラックバックはほとんどないとはいえ、割と安定してちびちびとカウンターが回っている。ということは見に来てくれてる人はいるわけで、とてもありがたい事です、はい。
というわけで、今日のテーマは「アクセスあるのは嬉しいけどモノには限度があるよね」という話。


私のサイト的成熟度は「青年期」らしい

動画ファイルナビゲータークラスの巨大サイトからリンクされたときに見られるサイト管理人成熟度(おれはおまえのパパじゃない)

これの中のどれに該当するかといわれたら、多分自分の性格的に「青年期系・素直に喜んでいるけど表には出さないよ派」なのかな? あ、でも表にははっきり言ってしまうかもしれない。ロクにアクセスがない状態で「そのとき」のことを考えるのもどうかと思うけど(笑)。そもそも、こんなことを考えるキッカケになったのは以下の書き込みを読んだからである。


アクセスこわい絵文録ことのは


うちは単なるテキストだけだから、アクセスが集中といってもトラフィックはたかが知れているが、ある程度データが置かれているWEBサイトだと、局地的な集中アクセスというものは本当に怖いらしい。なにしろ、ちょいとニュースサイトに取り上げられただけで万単位のアクセスが集中するわけだし、そこに重いflashや動画なんて置かれていたら、そこらのISP系個人向けWEBサーバなんて一発でアウトだろう。管理人がリンクを貼らないでくださいと言いたくなる気持ちもわからなくはない。だが、その発言は果たして正しい姿なのだろうか?


インターネットたりえることとは

インターネットの一番の特徴といえる、リンクという概念に基づいた情報体系。この文章を置かせてもらっているはてなダイアリーだって、このページ内を見れは一目瞭然なように、キーワードに関するリンクのカタマリである。WWWという、公の場に公開されたものである以上、いつも誰かに見られる可能性があるわけだし、路上に放置してあるものに対して「見ないでください」と言っても無理な話というものだ。そもそも、イントラネットを構築したいと言うのなら話はわかるが、「リンクを貼らないでください」発言はインターネットたりえることを拒否している発言のように思えてならない。
「常に付きまとうサーバートラフィックの恐怖」という事態に本ブログはまだ直面していないため、今ひとつ実感は沸かないのだが、はてなは大丈夫なんだろうな? 無料なだけに何があったとしても文句はいえないが。
サーバーの管理を行っているプロバイダーや関係各社は大変だと思うが、インターネットの技術を支えているのはそういった縁の下のおかげ。そんな方々に感謝の気持ちを持ちつつ、本文を収めさせていただくとしよう。